邂逅#5 田中 朗さん(pain de LASA 店主)

「小麦の味がストレートに伝わる“素朴でやさしいパン”を創り続ける」

「パンは日常品でもあるし、梅ヶ丘周辺の人は値段に厳しい。有名店の方は、もちろん地元客もいるでしょうけれど、“パン通”と言われる人たちが遠くから求めてやって来る。インターネットの活用もあるし、そもそもの視点が違うんだと思います。自分は絞り込むよりも最大公約数を目指すほうがいいかな、と。より多くのものを多くのお客様に、ということを考えていく時に、全体的に80点以上にしなくちゃいけない。もちろん、技術もなければならないんですけど、流れの中での微調整とか、トータルで見る目というものがいちばん大事だと思う。一つひとつの仕事をトータルに見ながら取り組むことが楽しさだし、それがたぶん自分のなかで、技術などよりも自信をもっているところだと考えています」(本文より)

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