apix-planning2018

記事一覧(25)

下北沢のかみのけ座

下北沢という有名な街にときどき行くようになったのはごく最近のことで、だから全像を把握できていない。駅以外の3つの点でしか掴めない。点というのは「古書ビビビ」と「カフェ デ ソレイユ」というお店のことでその点と点をつないだ間くらいに「クラリスブックス」という点がある。ほかの場所は、かみのけ座みたいな3つの点をもとに説明してもらえないと分からない。ソレイユの店主にクラリスブックスを教わるために地図を描いてもらいながら、「その地図でビビビどこですか?」と聞いた。ビビビさんの場所が分かれば掴めると思ったので。店主がそれに反応しなかったのであきらめて聞いていたらここに交番、ここにみんてい.......と説明していって、「みんてい?」と聞いたら「中華屋さんです。こうかな?」と言って「眠庭?」と書き込んだ。漢字はてきとうだろうなと思っていたら本当にてきとうで、それが下北沢の名店「珉亭」のことだというのもあとで知った。余計な情報がほとんどないきれいな字の地図が描き終わるころに、カーブした道路の途中に小さな丸をつけて「で、ここがビビビさんです」。道案内で人柄が分かると書かれていたのは、田中小実昌さんから電話で道案内を受けた保坂和志さんだったけれど、ソレイユさんに描いてもらったこの地図はなんとなく大事に取ってある。